明晰夢の達人・タイムリーパーAくん
Aくんは現在も親交を深めている筆者の友人です。
彼は色々な人生を何度も生きてきそうです。
彼は語りました。
- 他の世界の自分や波長の合う他人の身体を乗っ取り意識を保っている
- 恐らく何百年か意識を保っているが記憶が途切れており全ての人生は覚えていない
- 本人曰く「才能があったから自己流でできた」
- 見る夢はほぼ全て明晰夢
- 明晰夢内に自分のデザインした屋敷があり、家具とかをポンっと出せたり自由に模様替えでき、それは次回以降の明晰夢でも引継がれる
彼は新しい人生を始めることをタイムリープではなく「周回」と言います。 人生周回プレイの意味だそうです。
我々の目指すタイムリープと全く同じではありませんが、彼は何度も周回を行っていてタイムリープも基本的にやり方は同じと言います。
Aくんと夢見トオルの関係と始まり
Aくんと私はインターネット上で、本当に偶然に知り合いました。
知り合った当初は私もタイムリープを目指している事は話していませんでしたし、彼が何回も人生を送っているなどつゆほども知りませんでした。
しかしAくんと知り合って日が浅いある日、こんな夢を見ました。
「暖かい晴れた日。実家の庭にいたので玄関から中に入ろうとドアを開ける。出典:夢見トオルの夢日記より抜粋
中に入ると奥から足音が聞こえ見たこともない女性が来て、なぜかそれを「あ、Aくんだ」と思う。
女性は黒髪ロングで毛量が多く、小さくてぽっちゃりしたたれ目の癒し系の外見。
Aくんと呼んだつもりが何故か「〇織ただいま」と呼び、相手は「おかえり〇〇くん」と自分を呼ぶ。違うはずのその名前を自分の名前と受け入れていることに違和感を覚える。」
その夢を夢日記に書いた私は、Aくんに「Aくん?が出る変な夢見てさあ。なんか全然違う女の人だったんだけど。」と話しました。
すると彼は驚くべきことを言ってきました。
その女の人って、髪黒くて背が低い?
私「うん。」
ちょっと太ってる?
私「え、なんでわかるの?」
名前は〇織だったんじゃない?
衝撃を受けました。
まだ話してもいない夢の内容をピタリと当ててきたからです。
なんで?どうして?と質問責めにすると、彼は語りました。
前の身体の時自分は女で、トオルくんとは幼馴染だった。 たまたま同じタイミングで死んで、自分は周回するけど君は素質が無く終わるところだった。終わるはずだった君を相性の良さそうな身体にブチこんだ。君は人生二周目だよ。
混乱しましたがタイムリープを目指していた私は、これは…と思いタイムリープを目指している旨を伝えました。
タイムリーパーの初代や300年リーパーのまとめを見せると彼は言いました。
あー…ネットにこんなの出てるんだ。そんなうさんくさい普通じゃあり得ないものを信じてる時点で素質0ではないね。でも連れてきた自分が言うのもアレだけど良いものじゃないし止めた方がいいよ?
それでも絶対に、なにがなんでもタイムリープしたいと言うと、責任あるしな…と面倒そうに色々なことを教えてくれました。
明晰夢タイムリープを成功させやすい素質とは?
Aくんと夢見トオルの関係と始まり
彼はよく「才能」や「素質」という言葉を使います。
素質ない人に周回は無理だよ。
彼の言う素質は次のものだそうです。
- 明晰夢をどれだけ頻繁に見れるか
- 明晰夢内でどれだけのことができるか
- 自分への執着の少なさ
- 周囲への執着の少なさ
- 未知の価値観への柔軟性
特に明晰夢をどれだけ見れてどれだけのことができるかが最も重要で、それこそ毎日見れる人なら望めばいずれタイムリープできるそうです。
ただし明晰夢を見れても望まない限りタイムリープはできないとのことでした。
僕は最初から明晰夢しかほぼ見なかったからね。素質があった。素質ない人でも諦めないならまずはそこをやった方が良い。限りなく0の確率から上がっていくよ。
また、あると信じない限りタイムリープはもちろん明晰夢すらも見ることは難しいとのこと。
タイムリープという科学で実証されていない不確定なものを信じて実践している時点で、5番の「未知の価値観への柔軟性」は多少満たしているらしいです。
そしてタイムリープの成功率を大きく左右するもう一つのポイントが「執着」。
他者や物への執着はもちろんですが、特に重要なのが次の2つ。
- 自分の身体への執着
- 過去のトラウマへの執着
だそうです。
タイムリープを何度も繰り返していると「また何かあったらタイムリープすればいい」と自分の身体への執着が減りますが、一度も成功したことのない人はこの執着が最も大きいとのこと。
無意識に自分自身へ強く依存しており、それがタイムリープを妨げる大きな要因になるそうです。
また、自分自身のイヤな記憶「トラウマ」にも負の方向で無意識に依存していて、タイムリープの成功を妨げているとのこと。
これらへの執着を失くすことがタイムリープ成功への鍵だそうです。
Aくんの語るタイムリープの方法
Aくんにタイムリープの具体的な方法を聞いてみました。
300年リーパーって人の見せてくれたじゃん?あれに書いてあるのでいいよ。自分は過去っぽい世界は探さないし、移るのも自分じゃないことあるけどね。
300年リーパーのタイムリープ方法
全体の流れ
寝る → 身体感覚を喪失、自我が肉体から離れる → 世界を探す → 自分を見つける → 入り込む
1.明晰夢を見る
「直接の方法は離脱、夢を用いて飛ぶってのでいいよ。準備段階として常から訓練をすべき。 そうすると”回線”の中をある程度自由に移動できるようになる。そうすりゃ自我の移動なんて簡単。 あと意外と重要、繋がりをなるべく絶った方がやりやすい。他人の記憶や残った記録に縛られるから。」出典:300年リーパー
2.明晰夢の深度を深める
「明晰夢になった時点でもうアクセスしてる状態だから後はその深度を深めて、行きたい世界に向かえばいい。まずはとにかく離脱したらその世界を安定させる事に集中して意思が続く限り明晰夢が続くくらいまで行ければいい。」出典:300年リーパー
3.タイムリープしたい世界へ行く
「扉を開けたら10年前とでもイメージすれば行ける。」出典:300年リーパー
4.自分を乗っ取る
「乗っ取るのは自分に重なって行動すればいい。」出典:300年リーパー
直接の方法はこれで一切問題ないそうです。
また、他のタイムリーパーのように過去のことを鮮烈に考え、今の世界を否定していると明晰夢からでなくても成功することもあるだろうとのことでした。
でも素質ない人は絶対に不可能とは言わないけど確率はほぼ0と思った方がいい。周回なんて諦めて、今の人生を真剣に生きて、当たり前に死んだ方が幸せだよ。
そう彼は言います。
でも、それでも、どうしても成功させたいと訴えると彼は渋々話し始めました。
そっか…。それでも諦めないなら成功率を上げる方法を教えてあげる。でも間違いなく生活に支障が出るし、周回なんてしない方が幸せだよ。
彼はそう言って、ちょっとヤバい内容の話を始めました。
これは確かに生活に支障が出るな…と言う内容です。
しかしその内容はこれまでAくんに聞いた話や他のタイムリーパーの話と比べても矛盾せず納得できるものでした。